目にも留まらぬ素早い動き。しなやかなで流れるような身体の運び。
中国武術の代表格とも言える少林拳を表現するならこんな感じですかね。
カッコいいですよね。
その少林拳の発祥の地が中国の少林寺であると言う事は皆さんもご存知ではないでしょうか。
少林寺はインドから来た達磨大師(だるまだいし)が開祖でありここで壁に向かって坐禅(面壁)を9年続けたと伝えられ禅の発祥地ともされています。
↑達磨大師
達磨大師が修行僧に禅を通して仏法を説くかたわら心身鍛練の秘法を授けた事から発達して少林拳が出来上がったようです。
それでは少林拳発祥の地、少林寺へ向かいましょう。
ジャーン!少林山の門!
階段を登って
本堂へ
ダルマがギッシリ積まれています。なんだか変ですね。
実は群馬県高崎市の少林山達磨寺です。
騙してすみませんm(_ _)m
少林山の名前の由来は定かではありませんが、少林寺と少林山達磨寺は達磨大師でつながっていると言う事でお許し下さい。
達磨寺(だるまじ)は縁起ダルマ発祥の地とされています。その理由からでしょう高崎市では全国のダルマの80%を生産しているそうです。
一説によると江戸時代前期にこの地を訪れた一了居士(いちりょうこじ)と言う行者が達磨大師の像を彫り、当時あった観音堂に安置したのが達磨寺の始まりとされています。
一方、縁起ダルマ作りは達磨寺9代目住職の東獄和尚(とうがくおしょう)が天明の飢饉の後に農民を救済する手段として達磨大師の図を手本に自ら彫った木型に和紙を貼らせて売らせたものが始まりとされています。
さて、縁起ダルマは達磨寺が起源ですが、そもそもダルマ自体はどのような起源を持っているのでしょうか?
達磨大師には9年も座禅をした為、手足が腐ってしまったと言う伝説があります。ここから手足のない置物が作られるようになったとか。
他方、日本には古くから底を丸くし重心を低く作ることによって、倒してもすぐに起き上がる「起き上がり小法師(こぼし)」と呼ばれる郷土玩具があります。
これらが合わさり更には達磨大師が修行中に着ていた服が赤いことからダルマが生まれたようです。
「七転び八起き」。。。。。ダルマは倒しても何度でも起き上がる事からどんな困難にも対応出来る忍耐力や沈着冷静な姿を表現しています。
2016年9月に日本語翻訳版が出版された「やり抜く力GRIT」は3カ月で20万部売れ、ビジネス書としては異例の人気となっています。
才能よりも「継続は力なり」「努力」「忍耐」などの「やり抜く力」が重要であるとし、著者のアンジェラ・ダックワース氏は
『日本のことわざに「七転び八起き」というものがある。私がもしタトゥーを入れるとしたら、この言葉を刻みたい』
と記しています。
ダルマは「やり抜く力GRIT」の象徴とも言えますね。
ところでダルマと言えば物事を成就した時に目を入れますよね。
江戸時代、疱瘡(ほうそう。別名=天然痘(てんねんとう))の原因は赤い色を嫌うとされる疱瘡神によるものと信じられていました。その為、赤が基調のダルマは魔除けの一つとして扱われたそうです。
疱瘡にかかると視力を失う人が多い事から、目が綺麗に描かれているダルマは売れ、逆に目の描き方が雑なものは売れ残った為、ダルマを売っていた商人たちは目を入れずに、購入者に目を描かせるようにしたそうです。
これが時が経つうちに「願い事があるときに片目を入れ、願いが叶ったらもう片方に目を入れる」という儀式へ変化して行ったようです。
要するにダルマ商人のビジネス戦略が当たったのが始まりと言う事ですね(^^;
いずれにしろ、これも七転び八起きと言えますね(^^)
達磨大師に起源を持つとされる少林拳においても何度倒されても起き上がる七転び八起きの精神が必要だと思います。
達磨寺に参拝して「七転び八起き=やり抜く力GRIT」を身につけましょう!
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