郷土料理とは・・・その地域に根付いた産物を使い、その地域独自の調理方法で作られ、地域で広く伝承されている地域固有の料理。
滋賀県の長浜及び湖北地方の郷土料理「鯖そうめん」を知っていますか?
長浜は豊臣秀吉が城下町として整備して以来、湖北地方の中心地となりました。
毎年4月には京都の祇園祭、高山市の高山祭と並んで日本三大山車祭の一つに数えられる長浜曳山祭りが開催されます。
曳山祭りは豊臣秀吉が城下の人々に金(きん)を振る舞い、町民がこれをもとに、12基の山車を作って八幡宮の祭礼に曳き回したのが始まりといわれています。
この曳山祭りの客人をもてなす晴れの日のご馳走として、欠かすことの出来ない一品だったのが「鯖そうめん」だったそうです。
なぜ鯖なのか?
長浜、湖北地方では「五月見舞い」といって田植えの時期になると、親元から娘の嫁ぎ先に焼さばが届けられたそうです。農繁期に忙しい娘の家事をすこしでも楽にしてあげたいという親ごころからきたものといわれています。
さて味は?
以下にレシピを書きます。
1.焼鯖を甘辛い出汁で柔らかくなるまで煮込む。
2.1の煮汁で素麺を煮る。
3.素麺の上に焼鯖を乗せる。
想像できましたか?
個人的な意見を言えば、鯖の味噌煮が好きな人は間違いなく美味しく食べれます!
意外な組み合わせがヒットを生むのは今も昔も変わりませんね。
長浜に訪問した際は「鯖そうめん」にトライして下さい!
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