「三」をキーワードに園城寺(別名三井寺)を紹介させて頂きます

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園城寺(三井寺)_観音堂

大津の街の向こうに広がりを見せる琵琶湖。

01 園城寺(三井寺)_観音堂からの眺望

背後には標高354メートルの長等山(ながらやま)を控えています。

広大な境内には国宝の金堂を始め数々の建造物が配置されています。

02 園城寺(三井寺)_金堂 ↑金堂

園城寺(おんじょうじ)は7世紀に創建された天台寺門宗の総本山です。

さて今回は少々こじつけもありますが「三」をキーワードに園城寺を紹介して参りたいと思います。

24時間働き続け現代社会においては無くてはならない存在の一つ。

特に都会においては外出したら必ず見る存在であり、これが無ければ大混乱を巻き起こすでしょう。

何か分かりますか?

信号機です。

03 信号機↑(フリー写真サイトよりダウンロード)

道路用の信号機としては1919年(大正8年)東京・上野に手動式のものが設置されたのが最初です。

信号の色を表現する際に「青・黄・赤」と表現しますが、実際のところ青は緑ですよね。

ちなみに国際規格では信号の色は「赤・黄・緑・青・白」の5色を使わなければならないと定められています。

「だったら青でもいいじゃないの?」となるかもしれませんが交通用に使用する信号は「緑・黄・赤」と定められています。

世界に目を向けても青と表現するのは日本だけだそうです。

なぜ青と表現するようになったのでしょうか?

その理由は日本に初めて信号機が導入された際にマスメディアが「緑信号」を「青信号」と表現した事に起因しているそうです。

ではなぜ緑を青と表現したのでしょう?

そこには日本語の表現上の特徴が反映されているようです。

古代の日本語での固有の色名はアカ・クロ・シロ・アヲの四語のみだったとの説が存在し、これにより緑という色が曖昧に扱われ現代に至っているという事です。

その名残として日本語では緑を青と表現する事が多々あります。例えば「青野菜」「青リンゴ」「青虫」。あるいは緑の木々が生い茂っている様を「青々とした」と表現しますね。

前置きがかなり長くなってしまいましたが信号の歴史と青と緑の関わりを知って頂けたと思うのでどうかお許し下さいm(_ _)m

本題に戻ります。

日本三不動と呼ばれている不動明王画像があります。

一つは京都の青蓮院(しょうれんいん)にある青不動。二つ目は高野山明王院(みょうおういん)にある赤不動。

そして三つ目が園城寺にある黄不動です!

これで信号の話から入った理由がお分かり頂けた事と思います。

ただ、残念な事に一般公開されていないので普段は見る事が出来ませんのでご了承願います。

「三大」という単語が出て来たのでもう一つ三大に関する物を紹介しましょう。

日本三大名鐘と呼ばれる鐘があります。

一つは京都の「神護寺の鐘」。二つ目は宇治の「平等院の鐘」。

そして三つ目が近江八景の一つに数えられ「三井の晩鐘」で知られる「園城寺の鐘」です!

04 園城寺(三井寺)_三井の晩鐘

↑三井の晩鐘

ところで鐘と言えば園城寺にはもう一つ鐘があります。

それは「弁慶の引き摺り鐘」です。

この鐘は田原藤太秀郷(たわらとうたひでさと:別名=藤原秀郷)が三上山のムカデ退治のお礼に琵琶湖の龍神から頂いたものを園城寺へ寄進したと伝えられています。

ここにも三上山という事で「三」が関係していますね。かなりこじつけですけど(^^;

その後、園城寺と延暦寺との争いで弁慶が鐘を奪い、比叡山へ引き摺り上げて撞いてみると ”イノー・イノー”(関西弁で帰りたい)と響いたので、弁慶は「そんなに園城寺に帰りたいのか!」と怒って鐘を谷底へ投げ捨ててしまったそうです。鐘にある傷はその時のものとされているようです。

ちなみに「三井の晩鐘」は「弁慶の引き摺り鐘」の後継として鋳造されたものだそうです。

05 園城寺(三井寺)_弁慶の引き摺り鐘

↑弁慶の引き摺り鐘

こじつけついでに他にも「三」に関係するものを紹介しましょう。

園城寺には三重塔があります。

06 園城寺(三井寺)_灌頂堂と三重塔 ↑灌頂堂(かんじょうどう)(手前)と三重塔

観音堂は西国三十三所観音霊場の第十四番札所です。

07 園城寺(三井寺)_観音堂 ↑観音堂

園城寺は10世紀頃から比叡山延暦寺との対立抗争の中で比叡山の宗徒によって焼き討ちされることが度々ありました。また源平の争乱、南北朝の争乱に巻き込まれ幾度となく焼き討ちされています。しかしその都度、時の権力者の保護を得て再起して来ました。

このように再三再四に渡り復活して来たことから園城寺は「不死鳥の寺」と呼ばれています。

再三再四と言う事で「三」のキーワードを使わせて頂きました(^^;

こじつけはこのくらいにして最後は真面目に締めましょう。

園城寺は別名「三井寺(みついでら)」と呼ばれており、むしろこちらの名称の方が有名です。

この名前は天智天皇・天武天皇・持統天皇の産湯に用いられた霊泉があることから「御井(みい)の寺」と呼ばれていた事に由来しています。

08 園城寺(三井寺)_閼伽井屋 ↑三井(御井)の霊泉が祀られる閼伽井屋(あかいや)

「一引き、二才、三学問

出世の条件は、第一に上のひとの引き立て、二番目は才能、三番目が学問であると言う意味です。

今回、「三」をキーワードに園城寺について学んで頂いたので皆さん出世すると思いますよ(^^;

園城寺に訪れた際には他にも「三」が関連しているかを頭の片隅に入れて散策してみましょう!

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