日本最大の古墳!
墓域面積で言えば世界最大!
そしてエジプトのクフ王のピラミッド、秦の始皇帝陵とともに世界三大墳墓の一つに数えられています。
それは大仙陵古墳(だいせんりょうこふん)(仁徳天皇陵)です!
大きさを具体的な数値で示すと以下の通りとなります。
墳長=約486メートル
前方部=幅305メートル、高さ約33メートル
後円部=直径245メートル、高さ約35メートル
超巨大なお墓ですね〜
しかし、しかし、しかし、残念な事に近くで見ると、ただの小高い丘です。
もし、誰も教えてくれなければこれが何なのか言われなければ良く分かりません(^^;
とは言うものの世界一には変わりません。ぜひ一度訪れて下さい。
さて、大仙陵古墳は大きさもさる事ながらお墓としての総工費も日本一でしょう。
大林組の試算によると一日2,000人の作業員で約16年の工期。工費はざっと800億円らしい。ちなみに日本で一番高い建造物である東京スカイツリーの総工費を調べたところ650億円とのことでした。
大仙陵古墳は5世紀前半から半ばにかけて造られた仁徳天皇の墓とされています。宮内庁からは百舌鳥耳原中陵(もずのみみはらのなかのみささぎ)の陵号が与えられています。
何だか変った名称なので調べてみたところ日本書紀に書かれているこの地に残る伝説から来ているようです。
「塚を築いている途中、土を運ぶ役民のなかに、どこから来たのか、一匹の手負いの鹿が逃げ込んできた。鹿は役民たちの目の前で倒れ、そのまま力尽きて死んだ。すると、不思議なことに、鹿の耳から一羽の百舌鳥が飛び立った」
動物達が住めるような自然豊かなお墓にしなさいと言う信号だったのかもしれませんね。
現在、大仙陵古墳は木々に覆われた森のようなお墓となり前述したように近くで見てもお墓なのか森なのか分かりません。
「木を見て森を見ず」
何事も見た目だけで判断せず全体を見失わないようにしましょう。
大仙陵古墳に訪れた際はそんな事も思い出して下さい。
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