杵築の城下町で知った以外な関係

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杵築

杵築(きつき)市(大分県)の町のシンボル杵築城下に広がる城下町は全国唯一と言われている「サンドイッチ型城下町」!

どう言う意味でしょうか?

アルファベットのMを思い浮かべて下さい。Mの真ん中を谷、その両側を高台と仮定した時、かつてその谷あいには商人が店を営んだ町、そして左右の高台には武士が住んでいた町が存在していました。

これがサンドイッチ型城下町と呼ばれる所以(ゆえん)です。

だいたい想像して頂けたでしょうか?

このような独特な地形により商人の町と武士の町を結ぶ幾つもの坂道が町の景観を引きたてています。

そしてかつて武士が居住していた左右の高台には今も尚、多くの武家屋敷が残されており江戸時代の風情が色濃く漂っています。

その武家屋敷の一つ杵築藩の家老上席を務めた大原家の屋敷である大原邸に入った時の事です。

ボランティアのおばさんから「今日はどちらからお越しになったのですか?」と聞かれました。

「愛知県の岡崎から参りました」と答えると「そうなんですか、それなら是非ここを見学した後に隣の能見邸(のうみてい)も見学して行って下さいね」と言われました。

『能見家は、杵築藩主である松平家の出身地である三河国能見(現・愛知県)を姓に取り、その5代藩主親盈(ちかみつ)の9男幸乃丞が初代』と言う事でした。

確かに岡崎には能見(発音は「のみ」)と言う町名が有ります。しかも私の実家の隣町です。

すごく親近感を感じてしまいました(^^)

と言う事で、少しだけ宣伝してしまいますね。

能見邸は平成20年(2008年)から2年に渡り総費用7000万円を超える大規模改修が行われたそうです。敷地面積1440㎡、延べ床面積250㎡の広い屋敷は玄関の間、上段の間など12部屋を持つ格式の高い造りとなっています。

邸内にはギャラリースペースや喫茶コーナー、お土産品などを販売するコーナーも設けられており、屋敷を多目的に楽しめるようになっています。しかも見学は無料!杵築に訪問した際は岡崎と縁のある能見邸にも是非お寄り下さい。

戦国時代~江戸時代には各地で大名の国替が実施されています。私も杵築へ訪問して初めて岡崎とつながりのある能見邸の存在を知りました。

皆さんの町も実は遠く離れた意外な町とつながりが有るかも知れませんね。そのような視点で旅行すると新しい発見があるかもしれません。

日本はつながっていますね~。みんな親戚みたいなものですね。日本人としての一体感を感じさせてくれた杵築の城下町でした。

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