世界に名だたるグローバル企業・トヨタ自動車。その本社があるのが豊田市。

自動車と言えばハイテク技術の塊り、そんなハイテクの町・豊田には歴史的にも特筆すべき場所があります！

それは松平郷です。

松平郷は松平氏発祥の地。松平氏の始祖は松平親氏（まつだいらちかうじ）。この松平親氏こそ徳川家康のご先祖様です。親氏を1代目として9代目が徳川家康に当たります。

この松平郷、さすがは家康の御先祖様の発祥地だけあって見どころが沢山。

松平親氏像：
徳川家康は小太りのイメージがありますが、ここにある松平親氏像は顔の彫りが深くやせていてワイルドな感じ。本当に徳川家康の御先祖様？（笑）

松平東照宮：
親氏がこの地に居をかまえ、氏神として若宮八幡を勧請したのがはじまりと伝えられている。

産湯の井戸：
松平東照宮の境内にある。岡崎城（岡崎市）で家康が生まれた際、ここの水を竹筒に入れて早馬で届け、産湯に用いたという記録が残っている。

高月院：
松平家の菩提寺。親氏の墓所や松平元信（徳川家康の初名）お御手植の木がある。

松平郷は豊田市街から東へ約10km離れた山の中にあります。

ここから松平氏は勢力を拡げ最終的には徳川家康が天下を取りました。そして今ではトヨタ自動車が世界のトップ企業として活躍しています。

何事も小さな事から始まります。周りを山に囲まれた静かな土地にある松平郷を訪れて初心の大切さを感じました。

松平郷へ行ったら、ついでにトヨタ本社にあるトヨタ会館に寄ってみてはどうでしょうか？最新のテクノロジーに触れる事が出来るので一気にタイムスリップした気分になれるかも。

写真＝松平東照宮

【English WEB】
http://japan-history-travel.net/?p=5366