少年達はいったいどのような印象を受けたのだろうか?
現代の日本人が訪れても感動するヨーロッパの街並み。それが今から400年以上も昔となるとテレビも写真もない。つまり私達のように事前に豊富な情報を得る事なく西洋の街並みに触れた事になる。
驚きと感嘆の連続だったのではないでしょうか?
1548年、苦難の航海の末にポルトガルのリスボンにたどり着いた日本の天正遣欧少年使節はサン・ロケ教会に1ヶ月ほど滞在した。
天正遣欧少年使節(てんしょうけんおうしょうねんしせつ)は1582年(天正10年)に九州のキリシタン大名、大友宗麟・大村純忠・有馬晴信の名代としてローマへ派遣された4名の少年を中心とした使節団。
ポルトガルではサルディーニャス・アサーダス(Saldinhas Assadas)と呼ばれる料理がありますがこれはまさにイワシの塩焼き!
街角のレストランで一般的なメニューとして出されています。
ヨーロッパでイワシの塩焼きを食するのはおそらくポルトガル人だけでしょう。
少年達もイワシの塩焼きを食べたのでしょうか?
当然ヨーロッパでの食事は毎日が洋食だったでしょうから日本食を恋しがっていたでしょう。
イワシの塩焼きを食べたとしたらさぞかし美味しかったことでしょうね。