銀座の歴史を知って楽しいショッピングを!

このエントリーをはてなブックマークに追加

銀座_和光本館

雑踏の中に洗練された都会の街並みが映える銀座。

ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)

01 銀座_LOUIS VUITTON

シャネル(CHANEL)

02 銀座_CHANEL

ブルガリ(BVLGAR)

03 銀座_BVGARI 銀座=高級と言ったイメージがありますが、その始まりは1872年(明治5年2月26日)の銀座大火の後に実施された大規模な区画整理と銀座煉瓦街の建設にあると言えるでしょう。

ロンドンのリージェント・ストリートを模倣したとされる町には街路樹が植えられガス灯が立つなど当時は銀座を文明開化の象徴的な街にしたいとの思惑があったのだとか。

だとすると100年以上経った現在においても最新技術を大衆に提供し続けるアップルストアや時代を先取るファッショナブルな店の立ち並ぶ銀座は今も尚その意思を引き継いでいると言えるのではないでしょうか。

04 銀座

更に、銀座大火のあった同じ年の9月12日には新橋 – 横浜間で日本初の鉄道が正式に営業開始され、欧米からの輸入品が容易に銀座の商店街へ流れ込むようになりました。これが日本一の高級繁華街へ向かう足取りを加速させた事は間違いないでしょう。

05 銀座

ところで購買欲を掻き立ててくれる銀座ですが買い物をするにはお金が必要です。

少し時代を遡って江戸時代のお金について触れてみましょう。

江戸時代は徳川家康によって確立された金貨、銀貨、銭貨の3種類の通貨を併用する三貨制度が適用されており、これらの三貨はお互いに変動相場で両替されていました。

金貨は文字通りゴールドのこと。銀貨はシルバーのことです。

そして銭貨はアジアを中心に流通した硬貨を指し、その多くは円形で中心部に方形の穴が開けられた有孔貨幣でした。

日本で銭貨が正式に発行されたのは708年の和同開珎(わどうかいちん)ですが江戸時代に広く流通したのが寛永通宝(かんえいつうほう)です。

テレビ時代劇の銭形平次が寛永通宝を武器として使用してますね(^^)

ちなみに寛永通宝の単位は文(もん)ですが、4文と1文の2種類が流通していたそうです。

現在の物価に換算すると1文25円くらいだそうですから銭形平時は一回投げることに最低25円支払っていた事になりますね(^^)

関ヶ原の戦い(1600年)に勝利した家康は江戸に幕府を開いた(1603年)後、その政治的支配体制を確固たるものにするために貨幣制度を確立したとされています。

そして幕府は金座、銀座、銭座とよばれる貨幣鋳造機関を設立し、それぞれの座にそれぞれの貨幣を鋳造させました。

そうです。既にご存じの方も多くいると思いますが銀座の名前の由来はここから来ています。

06 銀座_銀座発祥の地 家康はもしかしたら銀座が日本一の高級繁華街になる事を見越してお金を作る銀座をこの地に置いたのかも知れませんね(^^)

以上のような起源を持つ銀座ですが現在に至るまで以下のように何度も被災し壊滅的な状態に晒された過去を持ちます。

1657年:明暦の大火

1872年:銀座大火

1923年:関東大震災

1945年:銀座空襲

しかし、その都度復興を果たしいつも時代の最先端を行く街として変貌を遂げて来ました。

07 銀座

この復興にはもちろん巨額のお金が使われた事でしょう。

お金は使い方によって全く別の影響をもたらします。

被災地の復興の為に使う事も出来ますし、街を破壊する武器を購入する為に使う事も出来ます。

ショッピングで使用する場合にも同じ事が言えます。

皆さんも銀座でショッピングをする際は無駄遣いして後悔しないよう楽しいショッピングをして下さいね(^^)

このエントリーをはてなブックマークに追加